マンションの部屋選びをする時に気になるのがオートロックですよね。
最近のマンションではついているのが当たり前になってきているオートロックですが、そもそもオートロックとは何でしょうか。また、そのメリットなどについてご紹介していきます。
オートロックが無いマンションだと、住民以外でも誰でもエレベーターに乗って各部屋の前までたどり着くことができてしまいます。
しかし、オートロックがあれば1階のエントランスの前で一度足止めされます。それぞれの部屋に行くためには、まずエントランスの扉の前を経由しなければなりません。
エントランスの扉は住民が持っている鍵で開けるか、以下の画像のように部屋番号を入力してその部屋の住民に開けてもらう必要があります。
宅配など予め来るのが分かっている人以外の訪問というのは、ほとんどが不審な勧誘です。宗教団体だったりNHKだったり。
特にNHKだと記録もないくせに『テレビの電波受信記録がある』だとか、『裁判書で書類を揃えてくる』だとか、テレビが無くても契約させようとしたり、特に1人暮らしの女性の方だと震え上がるような脅迫も少なくありません。
部屋のドアを開けてしまうと、間近でそんな対応を受けないといけませんが、オートロックの通話越し、カメラ越しならまだ対応がしやすいです。
防犯のためにもモニターが付いていて、ハッキリと顔を確認出来る部屋を選ぶことをオススメします。
カメラで確認できると、例えば、宅配と言っているのに私服だったり、警察だと言っているのに私服だったり、不審な人物を見分けやすくなります。
1つオートロックの落とし穴なのですが、極稀にオートロックのインターホンが鳴っていないのに、直接部屋のインターホンが鳴ることがあります。
マンションの住民の方や管理人が来る場合だとこういったこともあるのですが、セールスマンが他の部屋に行ったついで寄るといった形でも直接やってくる場合があります。オートロックは万全のセキュリティというわけではないので注意が必要です。
なので、どの場合でも部屋のドアを開ける際はまずチェーンを付けて開けて下さい。
部屋番号を入力して呼び出して開けてもらうか、鍵を差し込まないと開かないオートロックですが、実は入り口はここだけではなく、マンションの内部へ入る階段の入り口が別に1つあります。
当然、その階段入り口のドアにも鍵があり、鍵があれば外からでも開けられて、無ければマンション内部からしか開けられないのですが、たまにここを開けっ放しにする住民の方がいます。
閉めたつもりが完全に閉まっていなくて、マンションの外側からでも開けられちゃうんですね。これだとセキュリティレベル0です。
弱点もあるオートロック付きのマンションですが、弱点のケースが起こるのは極稀です。基本は来客はオートロックのインターホンを鳴らしてくるので、マンション内部の安全が保たれやすいです。
高圧的なセールスや、怖いと感じるような突然の訪問客を相手にした時、オートロックのインターホン越しで対応するのと、直接対応するのとでは大きな違いがあります。
では、インターホンで対応出来ればどこでも良いかと言うと、オートロックが無いと部屋のドアを叩かれることもありますので、やはりオートロックがあると安心です。
マンションの部屋選びの参考になれば幸いです。