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名詞のきほん【イタリア語・発音音声付き】

Contents

名詞ってなに?

名詞というのは、物事の呼び名のことで、例えば、物理的なもの『テーブル、本、車など』、人名『太郎、田中』、地名『日本、イタリア』、職業の名称『消防士、医師』、概念『友達、家族、仕事』などがあります。

また、形容詞によって意味が具体的になったり(修飾)、イタリア語の名詞は、日本語にはない冠詞というものが付くこともあります。

性別

イタリア語には、生物学的な性別の区別以外に、文法的な性別の区別があり、男性に分類される名詞を男性名詞と呼び、女性に分類される名詞を女性名詞と呼びます。両方の性別で併用されるものもあります。

この文法上の性別は、名詞を修飾する形容詞や、一緒になる冠詞の形に影響を及ぼします。

物事の性別

日本語には『男の子、女の子』や『息子、娘』のような、生物学的な性の区別による呼び名の違いがあり、これらはイタリア語にもあります。しかし、イタリア語にはこれだけでなく、物事や、更に国名にまで性別の区別が存在します。ただし、物事の性別は意味から推測できるものではありません。

televisione

テレビ【女性名詞】

frigorifero

冷蔵庫【男性名詞】

carota

にんじん【女性名詞】

sedano

セロリ【男性名詞】

riunione

会議【女性名詞】

tempo

時間・天気【男性名詞】

Italia

イタリア【女性名詞】

Giappone

日本【男性名詞】

生物学的な性別と一致するもの

物事の名詞の性別は、意味からどちらの性別かを推測できないものばかりですが、人や動物を示す名詞は、意味から推測できるものもあります(男女どちらかのみの名詞もあります)。

figlio

息子【男性名詞】

figlia

娘【女性名詞】

上2つや、下2つの例のように、語尾1文字が『o』か『a』で性別が変わる名詞もあります。

ragazzo

少年【男性名詞】

ragazza

少女【女性名詞】

toro

雄牛(去勢されていない牛)【男性名詞】

mucca

雌牛・乳牛【女性名詞】

生物学的な性別に合わせるもの

名詞の中には、語尾を少し変えるだけで、男性名詞か女性名詞になるものがあります。それぞれは実際の人物の性別に合わせて使い分けます。対象の人物が男性であれば、男性名詞のを使い、女性なら女性名詞のを使うのが基本ですが、女性に対して男性形を使う場合もあるようです。

cuoco

(男性の)コック・料理人【男性形】

cuoca

(女性の)コック・料理人【女性形】

studente

(高校の男子)生徒【男性形】

イタリア語のGoogleで画像検索してみると、男子生徒だけでなく、女子生徒の画像もちらほらヒットします。職業名の一部には、女性に対しても男性形を使うのが一般的な場合もあるので、生徒を示すときにも、場合によっては男性形を使うことがあるのかもしれません。

studentessa

(高校の女子)生徒【女性形】

studente(生徒(男性形))』の場合とは違い、『studentessa(生徒(女性形))』をイタリア語のGoogleで画像検索してみると、女性しかヒットしません(男性と写っているものはあります)。男性形を女性に使う場合があったとしても、女性形を男性に使うことはないようです。

男女同形のもの

職業などを示す名詞の中には、対象の性別に応じて男性形、女性形と形を変えるものもがありますが、そうでないものもあります。

insegnante

教師

教師を意味する『insegnante』は男性名詞でもあり、女性名詞でもあります。なので、対象が男性であっても、女性であっても、同じ形を使います。

camionista

トラック運転手

artista

アーティスト

男性名詞と女性名詞の見分け方

イタリア語の名詞の単数形(数の区別は後ほど解説します)は『o, a ,e』のいずれかで終わるものが多く、そのうち『o』で終わるものには男性名詞が多く、『a』で終わるものには女性名詞が多くなっています。

数の区別

イタリア語の名詞には、単数形と複数形があり、対象が1つだけの時に単数形を使い、2つ以上、つまり複数あれば複数形を使います。多くの場合、単数形と複数形では、形がほんの少し変わります(変わらないものもあります)。

bicchiere

コップ(単数形)

新しく買ったコップが1個だけの場合や、テーブルの上にあるコップが1個だけの場合などに、単数形を使って表現するのが基本です。

bicchieri

コップ(複数形)

この場合は複数形なので、新しく買ったコップが2個以上の場合や、テーブルの上にあるコップが2個以上の場合、それらをまとめて示す時に使うのが基本です。

また、上の2つの例を見てみると、単数形の語尾は『e』であり、それを『i』に変更するだけで複数形になっています。

複数形の作り方

単数形から複数形を作るとき、男性名詞は語尾の1文字『o, e, a』のいずれかを『i』に変更することで作れます。また、女性名詞は、語尾の1文字が『a』であれば『e』に置き換え、『e』なら『i』に置き換えるのが基本です。

不規則に変化するものもありますし、単数形と複数形で形が同じものもあります。

sedia

椅子(単数形)

sedie

椅子(複数形)

椅子を意味する単数形『sedia』の語尾は『a』であり、女性名詞なので『e』に変化させ、複数形は『sedie』となっています。

eccezione

例外・異議(単数形)

eccezioni

例外・異議(複数形)

上の例では、単数形の語尾が『e』である女性名詞なので、『i』に変更することで複数形となります。

scontrino

レシート(単数形)

scontrini

レシート(複数形)

giornale

新聞・雑誌(単数形)

giornali

新聞・雑誌(複数形)

上の『scontrino』と『giornale』は両方とも男性名詞なので、語尾の『o, e』を『i』に変更することで、複数形となります。