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ドイツ語

動詞の不規則変化

前回の記事『主語の人称・数による動詞の変化を解説【楽しくドイツ語入門】』では動詞の人称変化について解説し、規則的に変化するものを紹介しました。規則的に変化してくれるものだけなら楽だったのですが、現実はそう甘くないようです。規則によらないで変化するために、動詞ごとに変化を覚える必要があるものがあります。ここではよく使われる不規則変化動詞を紹介します。

sein(〜である、存在する)

英語の be 動詞にあたります。主語の状態や性質を説明する意味のときには、sein の前後でイコールの関係が成り立ちます。

   
Ich bin Lehrer.私は先生です。bin
Du bist Lehrer.君は先生です。bist
Er / Sie ist Lehrer.彼 / 彼女は先生です。ist
Wir sind Lehrer.私たちは先生です。sind
Ihr seid Lehrer.君たちは先生です。seid
Sie sind Lehrer.彼ら / 彼女らは先生です。sind
Sie sind Lehre.あなた / あなたたちは先生です。sind

英語なら不定冠詞 a が必要になるところですが、ドイツ語では職業は国籍を表すときには不定冠詞はいらないのです。「〜は先生です」という例文なので、中性名詞(別の記事で説明)を受ける es はここでは不自然なので省いています。当然 es が主語のケースもあります。そのときの sein 動詞は ist です。

前置詞といっしょに使って場所を表すこともできます。

Ich bin in Berlin. 私はベルリンにいます。
Da ist er. 彼はそこにいます。(da は副詞なので前置詞は不要)
Eine Katze ist im Garten. 猫が庭にいます。(im = in dem 定冠詞については別の記事で)

haben(〜持っている、英語における have )

   
Ich habe ein Auto.私は車を持っています。habe
Du hast ein Auto.君は車を持っています。hast※
Er / Sie hat ein Auto.彼 / 彼女は車を持っています。hat※
Wir haben ein Auto.私たちは車を持っています。haben
Ihr habt ein Auto.君たちは車を持っています。habt
Sie haben ein Auto.彼ら / 彼女らは車を持っています。haben
Sie haben ein Auto.あなた / あなたたちは車を持っています。haben

不定冠詞 ein がついているので、どの車かは問題にせずに、ただ漠然と車を1台持っているというときに使います。

不定冠詞ではなく定冠詞が使われるのは、「あの車、その車、例の車」といえば相手がどの車なのか分かるであろうと話し手が想定しているときに使われます。このあたりは英語でも同じですね。

日本語ではいちいち「あの、その、例の」なんかつけなくても、単に「車」というだけで文脈で通じてしまう言語なので慣れが必要です。

essen(〜を食べる、英語における eat)

 単数複数
1人称ich essewir essen
2人称du isst ※ihr esst
3人称er/sie/es isst ※sie/Sie essen

sprechen(〜を話す、英語における speak)

 単数複数
1人称ich sprechewir sprechen
2人称du sprichst ※ihr sprecht
3人称er/sie/es spricht ※sie/Sie sprechen

werden(〜になる、英語における become に近い)

 単数複数
1人称ich werdewir werden
2人称du wirst ※ihr werdet
3人称er/sie/es wird ※sie/Sie werden

2人称複数のときに e を入れるのは前の記事『主語の人称・数による動詞の変化を解説【楽しくドイツ語入門】』で紹介したように、語幹が d で終わっているからです。