スペイン語の動詞の不定詞の形(原形)は、語尾が ar, er, ir のいずれかとなっており、これらは活用の元となる形であり、活用させる時には、これらの語尾を取って、別の語尾をくっつけます。
スペイン語には、直説法、接続法、命令法の3つの法があり、どういった内容を伝えるかで、使い分けます。また、同じ現在形であっても、法が異なると、異なる活用をします。
例えば、comprar(買う)という動詞の直説法現在の1人称単数形は compro ですが、接続法現在の1人称単数形は compre という風に異なっています。
スペイン語の動詞は、時制だけでなく、主語の人称と数によって活用するので、動詞には時制ごとに6個の活用形があります(1、2、3人称とそれぞれに単数形と複数形で6個)。簡単に言えば、主語が1人称単数の時の動詞の形、2人称複数の時の動詞の形などが存在します。
以下の例は、comprar(買う)という動詞の直説法現在の人称と数による活用です。
人称と数 | |
---|---|
不定詞 | comprar |
1人称単数 | compro |
2人称単数 | compras |
3人称単数 | compra |
1人称複数 | compramos |
2人称複数 | compráis |
3人称複数 | compran |
助動詞と組み合わせて表現する時制もありますが、動詞1つで表現できる時制もあります。ここでは簡単に、助動詞を必要とせず、動詞だけで作る時制の、動詞の活用をご紹介しておきます(それぞれの形は1人称単数の時のものです)。
法と時制 | |
---|---|
不定詞 | comprar |
直説法 現在 | compro |
直説法 点過去 | compré |
直説法 線過去 | compraba |
直説法 未来 | compraré |
直説法 過去未来 | compraría |
接続法 現在 | compre |
接続法 過去ra形 | comprara |
接続法 過去se形 | comprase |
接続法 未来 | comprare |
命令法 | compra |